今、古典が新しい!茨城県吟詠剣詩舞総連盟(茨吟連)

第49回県南地区協議会発表会開催される

暑さ寒さも彼岸まで ようやく気候が落ち着き紅葉にはまだ早いが、涼しい風に虫の音、栗・柿・さんまにサツマイモ。待っていた芸術文化の秋が訪れた。県南地区協議会では、9月27日(土)茨城県石岡市『ひまわりの里石岡 ひまわりの館』において、県南地区協議会 『吟詠剣詩舞道発表会』と銘打って独自で開催した。10時開演し68番を披露した。県南地区協議会では、以前から県連の師範・準師範を授与された会員をこの席で紹介し讃えている。吟詠剣詩舞にあっては、技量の習得だけでなく、稽古や修行を通して自己と向き合い、精神を磨くことも目的の一つである。芸道は5年10年それ以上に研鑽を積むことが求められる。まさに継続は力なりといえる。

 

本日の模様を動画にまとめましたのでご覧ください

◆吟詠の部(1~53)

 

 

【県連師範・順師範許状授与者紹介】

令和5年度 吟詠の部 順師範 刀水流吟詠会 佐野 旭水
令和6年度 吟詠の部 順師範 刀水流吟詠会 齊藤 昌水
剣詩舞の部 順師範 水府流吟道  稲垣 仙府

この道に入った動機や目的は十人十色でしょうが、共通の目的は、趣味として上達を願うと共に、精神的なもの、心の糧となるものを求めることによって『自分の心を磨くこと』を忘れてはならない。(続・指導者の栞より引用)

 

 

 

 

◆剣詩舞の部(54~55)

 

◆合吟の部(56~59)

 

◆役員吟剣詩舞(60~68)

 

🔶地区協議会大会とは県連にある6つの地区協議会が、それぞれ思考を凝らし思い思いに企画し開催する。各協議会の特徴が垣間見えてくる催事である。県南地区協議会は昨年に続き独自開催であった。令和4年度、小嶋刀水前会長から引き継いだ林光修県南地区協議会会長は、4年目を迎えて益々手腕を発揮している。吟詠の部・剣詩舞の部では皆さん堂々と立派でした。合吟の部では、流派・会派の会員が一堂に会し息の合った合吟は見事であった。見とれてしまい、聴き惚れてしまい写真撮るタイミングを逃してしまい反省する次第です。役員吟詠剣詩舞では吟あり・舞あり・歌謡吟詠あり、大変楽しませて頂きました。願わくはアンコールもう一曲聴きたかった!来年も楽しみであります。

 

嬉しいことに県南地区協議会相談役(元県南地区協議会会長)であります神宮寺藤翠先生が駆けつけてくれました。御年80歳あたりでしょうか、お元気なお姿でお目にかかれて嬉しい限りです。以下は神宮寺先生のご挨拶より抜粋させて頂きます。『県南地区協議会は女流の一流の三先生、顔よし・声よし・姿よし(場内笑いの渦)皆さんに会えて嬉しい。皆さんの笑顔がとてもいい…最高です。皆さんが好きなものを発表できる県南地区協議会は本当に素晴らしい。本来の楽しみ方で好きな吟詠を発表する。私には今は詠えなくても踊れなくても聴く楽しみが残っております。また来年も聴きに来たいです。皆さんも頑張ってください。今日は有難うございました。』

過去に神宮寺先生が築かれてきた礎は、今も大切に守り育て、こうして継がれていっています。一吟終わるごとに客席から大きく手を叩き、称賛を送る姿がとても印象に残りました。『三先生』杜甫・李白・白楽天も根負けですね。元気をもらいました。お暑い中有難うございました。どうぞお体に気を付けてお過ごしください。来年もまたお待ちしております。

 

🔶本日の石岡市は28℃、秋とは名ばかり夏日でありました。関係者の皆さん、大変お疲れ様でした。来る11月15日(土)には、茨城県芸術祭吟詠剣詩舞道大会が那珂郡東海村の東海文化センターで行われます。見せ場の企画構成吟舞三部作のひとつである『海潮のしらべ』は台本を吉田裕峰茨吟連理事長が手がけています。来月18(土)には吟者・舞者・語り・映像等々関係者が、本番に向けての最終調整である総見会をおこないます。どうぞお楽しみに。友人知人お誘いのうえお越しください。お待ちしております。