茨吟連(いばぎんれん)とは、5名以上の流・会が41会。連盟総数908名の会員を有する吟詠と剣詩舞の会です。
茨吟連は令和4年度『文化庁地域文化功労者表彰』を受賞いたしました。これは、全国各地において芸術文化の振興、文化財の保護に尽力するなど、地域文化の振興に功績のあった個人および団体にたいして、その功績をたたえ文部科学大臣が表彰するものです。茨吟連は、昭和29年4月に設立して以来、今日まで足掛け72年間にわたり伝統芸能の発展に尽力しており、この永年にわたる地域文化の振興に貢献してきた功績が高く評価されたものです。
詩吟とは
詩吟の世界へようこそ。吟詠とは、舞台芸術であると同時に、礼節に重きをおく日本の伝統芸能です。漢詩、和歌、俳句などに節をつけ、大きな声でうたう日本の伝統文化です。ストレス社会の現代ではリラクゼーションの手段や、良い文学が手軽に味わえるツールとして、たくさんの人に親しまれています。吟詠を聴く時には、吟じられる詩歌の意味や背景を知っているほど楽しめることでしょう。
◆吟詠の発祥は古代中国 | 今から三千年もの昔、中国が『周』という国名であった頃(日本の縄文時代)既に詩歌は吟じられていた。 |
◆日本にはいつ頃? | 中国の詩歌が本格的に日本に伝わってきたのは、奈良時代から平安時代の前期。遣隋使や遣唐使が新しい技術と文化を持ち帰り、漢詩や吟詠もこの時に伝わったと言われている。 |
◆江戸時代には詩吟が人の道を説く | 江戸時代になると、詩吟がひとつの文化として社会を動かした。徳川家康は、江戸幕府をひらくと人倫の道を説き開き、君臣と主従の大義を明らかにして、人民の統治を図った。また、すべての大名もこれに習い、藩校を開設し漢詩を詠み吟じ教えた。そして、藩校や塾では漢詩を覚えさせるために節調を付して吟じさせた。 |
茨吟連では随時会員を募集しております。剣詩舞、漢詩や和歌、俳句、新体詩など幅広く学べます。一緒に学びましょう。ご照会はホームページ『お問い合わせ』フォームに必要事項を入力して送信してください。電話番号は必須です。当方より折返しご連絡いたします。多少お時間をいただく場合もございますのでご承知おきください。お待ちしております。