今、古典が新しい!茨城県吟詠剣詩舞総連盟(茨吟連)

第21回珂北地区協議会吟詠剣詩舞道大会開催される

本題に入る前に、全国各地に甚大な被害をもたらした台風や豪雨・地震等の被害に遭われた方々に、心よりお悔やみ、そしてお見舞いを申し上げます。余震や雨・土砂崩れ等でこれ以上被害が大きくならないよう願っています。

 

さて、隔年で実施している珂北地区協議会大会(会長・中田吟輝氏)は、去る9月9日(日)那珂市総合センター「らぽーる」で開催されました。当大会は中田吟輝氏が会長に就任して初めての意義のある大会でもあり、中田会長を中心に躍進していこうとする珂北勢の強さ・熱意が終始伝わってきた見事な大会でした。

萩・女郎花・吾亦紅・秋桜・・・秋の優しい花たちに迎えられて大会は定刻10:00に開会しました。

敢えて競吟を除いたこの大会では、会員が日頃の稽古の成果を存分に発表(1番~76番)しました。

その後、特別出演・山田晶山先生の尺八演奏「月草の夢」が披露されました。

最後にご招待の先生方による吟詠剣詩舞(7番)で終了となりました。

 

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《式   典》

大会会長挨拶 中田吟輝先生

珂北地区協議会長を仰せつかり初めての大会であります。会員の協力はもとより、沢山の茨吟連の先生方にご助言をいただきまして、本日ここに第21回吟詠剣詩舞道大会を開催出来ました事、大変有難く感謝申し上げます。今後ともどうぞ珂北地区協議会を宜しくお願いいたします。本日は最後まで楽しんで下さい。と感謝の意と新たな決意が伝わってくるご挨拶でした。

 

茨吟連副理事長祝辞 吉田裕峰先生

本日は第21回吟詠剣詩舞道大会の開催、誠におめでとうございます。自然災害の多い中で、私たちはこうして勉強する機会を与えていただき大変幸せに思います。『朝に一詠 夕に一吟』これからも切磋琢磨し、健康に留意され益々精進して下さい。とお祝いの言葉を述べられました。

 

 

茨吟連事務総局長祝辞 冨岡城昶先生

二年ぶりの開催、誠におめでとうございます。来る11月25日開催の県芸術祭ですが、コンクール部門で昨年より多くの申込みがあり嬉しく思っております。又、師範・準師範審査会後の講習会も現在まとめている所です。漢詩や和歌の解説は大変勉強になります。年末には新年会もご案内します。沢山のご参加お願いいたします。来年の吟道大学・吟士権決勝大会は県民文化センターで9月16日に開催します。会場が東海から水戸に移ります。こちらもご参加お待ちしております。と近々の行事連絡をしてくださいました。

《会員吟詠剣詩舞》

《会員吟詠・合吟》

《歌謡吟詠》

《特別出演 尺八演奏 山田晶山先生》

切なくも美しい旋律の名曲「月草の夢」を演奏してくださいました。

月草とは露草の事だそうです。朝咲いたらその日のうちにしぼんでしまうなんとも儚い花ですね。演奏が始まると会場がシーンと静まり皆さん耳を傾けていました。そして演奏が終わると大きな拍手が鳴り響きました。

最近の吟詠剣詩舞ではCD伴奏が主流になってきていますが、尺八とお琴の生演奏の復活を期待したいものです。

 

 

本日の伴奏:横須賀蒼風先生(右)と山田晶山先生(左)

長時間にわたり大変お疲れ様でした

 

 

会場に置かれていた花の中にパイナップルリリーを見つけました。花かごや大樽は中田会長が準備をし、自らが生けたと伺いました。パイナップルリリーの花言葉は『完全・完璧』文字通り珂北地区協議会の益々の躍進を願っております。二年後も楽しみにしております。

 

予定通りに進行し、万歳三唱のあと15時30分に閉会となりました。

 

 

 

 

終了後ロビーでは中田会長が「皆さん早朝より大変お疲れ様でした」と労いの言葉をかけておられました。最後まで細やかな心配りに敬服いたしました。